昨日おチビに「これ読んで」と言われ
何年かぶりに読み聞かせなるものをしました
懐かしいなぁ〜
読み聞かせ(-_-)
ナンネンブリダロウカ、イヤナンジュウネンカ…？
「これ読んで」
きみはほんとうにステキだね
作絵 宮西達也 さん
むかしむかし おおむかし
あばれんぼうで いじわるで
ずるくて じぶんかってな
きょうりゅうが いました
という出だしではじまる
傍若無人で暴れん坊で
弱い者いじめをして調子に乗ってる
ティラノサウルスの話です
※じりじり追いかけせっせこ逃げるの図
ジャイアンとぜひサシで勝負させてみたい
ティラノサウルスですが
ある日いじめの最中に
ミスって崖から海へと落ちてしまいます
ざまぁみさらせこのコンコンチキがっ
という思いは読み聞かせせずそっと置いておく
泳げないティラノサウルスは
海の底へと沈み もうダメだ
と諦めかけるのですが
突然何者かに助けられるのです
※気づくと正義のヒーローが傷をなめてくれてたの図
何も知らずに助けてくれたうえに
お腹すいてるだろう？
と食べ物まで分け与えてくれる
優しいエラスモサウルス
そんなエラスモサウルスとの会話の中で
ジャイアン…ではなく
ティラノサウルスはいくつかウソをつきます
肉ではなく赤い実を食べてるとか
海でいじめにあっている
と言うエラスモサウルスに
おれは弱い者いじめはきらいだ
いじわるなやつはだいきらいだ
とかとか
この大嘘つきのウスラトンチキめっ
ええかっこしぃしてんじゃねーよ
という思いは読み聞かせせずそっと置いておく
で、きわめつけに
そういえば りくのうえにも
ティラノサウルスっていう
とってもこわくて らんぼうものの
きょうりゅうが いるんでしょう？
というエラスモちゃんからの問いかけに
ドキッとしたジャイアンは
ねえティラノサウルスってしってる？
※クソほどドキッとするの図
お、おれはティラノサウルスなんてしらない！
と本当の自分を隠すため
大嘘こいてその場をやりきるのです
そこから友だちがいないという
エラスモちゃんとお友だち契約を交わし
海を案内してもらったり
おんぶして陸を見せてあげたり
来る日もくる日も
まいにちまいにち会い
いつまでもずっとずっと
一緒にいたいと思うようになるのです
そして見た目も心もどんどん変わっていく
ジャイアン…ではなくティラノサウルス
あかいみとったらすぐいくからね
※止まらない観音化に口がしまらないギャラリーの図
「姉さん、事件です」
昭和ドラマ「HOTEL」参照
赤い実もっていくら叫んでも
エラスモちゃんがあらわれません
いつまでたってもあらわれません
そして日が沈み夜になる頃
海の向こうからようやくエラスモちゃんの姿が
ですがあと少しのところで
た、たすけて…
とブクブク沈んでしまうのです
驚いたティラノサウルスは
自分が泳げないにもかかわらず
エラスモちゃんを助けたい一心でドボンと
海に飛びこみ助けあげます
※一心不乱、無我夢中の図
助けあげると
海の乱暴者の恐竜に噛まれて
体じゅう傷だらけのエラスモちゃん
そしてエラスモちゃんはまったく動きません
そんなエラスモサウルスを抱きしめながら
ティラノサウルスは泣
き叫びます
そしてここからが本題なのですが
おチビに読み聞かせをしていたはずの
私が不思議な体験をします
どんな体験かというと
この先の文章が言葉が詰まって
どうしても喉から声が出てこない
おチビが先を待ってるのに
言えない…
え？どうしたの？
はやく読んでよーーー
と言われ、読まなければ
と焦るにもかかわらず、思いに反して
言葉が出ない
どうしてもどうしても出ない
でもおチビが待ってる
うぅ…
いったいこれはどういうこったい…
変な汗かきながらやっとのことで
文章を声に出せたと思うと同時に
私の目からおかしなくらいの涙が
ボロボロボロボロボロボロボロボロ
えええええええええええ⁉︎
※突然の怪奇現象にびっくりして今度はおチビの口がしまらなくなるの図
おまえ めをあけてよ
おれにはおまえしか ともだちがいないんだよ
きいてくれ
ほんとうのおれは
うそつきで いじわるで
あばれんぼうで ずるい
きらわれものの ティラノサウルスなんだ
※ホントの自分を打ち明けるの図
おそらくなんですけど
この記事でも書きましたが
幼少期からのある一定の期間
私ってこの絵本に出てくる
まさにティラノサウルスだったんです
ジャイアンでした
でもいろんな経験を重ねそんな自分が
ほとほと嫌になり
大人になったいつの頃からか
ジャイアンな自分を封印して生きてきたんです
で、今回読み聞かせしながら起こった
この（怪奇）現象って
そんな自分とティラノサウルスがリンク
したからかなぁと思ったのです
自分がずっと封印してきたものに気付いて
その隠してたものを徐々に出すという作業をし始め、ベリベリ殻を破きだしていた私ではありますが
頭の中でその作業をするだけではなく
実際言葉にして声に出すということに
今回とてつもないエネルギーと
パワーを感じたというわけであります
でも言葉にした時
同時に涙があふれてきたことの説明は
今の私にはまだちょっとできないなぁ
なんとなくはわかるけど
そのへんのことは
うちのこの方が得意やと思うので
ブログででも解説していただこうか(p_-)
う◯こ投げたった
まあなんせ思いを
「実際言葉にする」
「実際口に出す」
ってなんかスゴいよ⁉︎
っていう話でした
あ、ホントの自分を打ち明けた
ティラノサウルスにエラスモちゃんは
ほんとうのきみは こんなにやさしい
ぼくのたったひとりの
ステキなともだちさ
とほほえみ
怪奇現象がさらに悪化した私でありました
私達と一緒に
ここで思いを口に出してみましょっか
怪奇現象とは言わないからさー(ｰ ｰ;)
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